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福丸水産-スケトウダラ漁 福丸水産-スケトウダラ漁
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メディア掲載紹介
 
Kodiak Enterprise(コディアック・エンタープライス) 2005年度スケトウダラ漁のスタートにあたり、Trident Seafoods社の洋上船、Kodiak Enterprise(コディアック・エンタープライス)の1航海目のスケトウダラ漁に同行するべく、ダッチハーバーへ向かいました。

← 左の写真が
Kodiak Enterpriseです。

1月15日、成田空港を出発し、シアトルへ到着。
 翌朝早朝から乗船地であるダッチハーバーへ向かいます。
アラスカ航空の飛行機 翌朝am7:00の便でシアトルからアンカレッジへ向かいました。チェックインの際、Eチケットでのチェックインの仕方が分からず、係員に「プリーズ ヘルプ ミー!」というバリバリの中学英語で切り抜けた私は「この先も何とかなるだろう!」と妙な自信を深め不適に笑うのでした。

←アラスカ航空の飛行機。乗った経験のある人は懐かしいのでは!?
アラスカ上空、飛行機が進むごとに景色が寒くなって →
           いきます。
         ※ ちなみに、着陸態勢に入りましたら電子機器類のご使用はお止めください。カメラがデジカメだったので私は怒られてしまいました。

           3時間半のフライトでアンカレッジ空港へ到着。
アラスカ上空
ペン・エアーの飛行機 シアトルとアンカレッジでは1時間の時差があります。
乗り換えのためpm2:00のフライトまでアンカレッジ空港で本を読んで時間を潰しました。今回のトリップは飛行時間と待ち時間がたっぷりあるので、普段あまり本を読まない私には読書をする良い機会になりました。

←ペン・エアーの飛行機。乗った経験のある人は懐かしいのでは!?って本当に一部の人だけだと思いますが・・・。
この頼もしい飛行機?でダッチハーバー空港へ向かいます。
 
飛行機内風景飛行機の中はこんな感じ。30席で、この時は満席でした。→
狭い座席は私と同じように漁の仕事へ向かうと思われる猛者たちが乗ってるのでさらに狭く感じてしまいます。
このようなプロペラ機は悪天候に強く、天候が荒れることの多い冬のダッチハーバーには非常に適した飛行機なのだそうです。

寝ている間に飛行機が着陸。ダッチハーバー空港へ到着したと思ったら、燃料補給のため途中の小さな空港へ一旦着陸したのでした。
(空港名は分かりません。ゴメンナサイ。)
パイロットのトイレタイムも終了して再びテイクオフ。

アンカレッジから約3時間でダッチハーバー空港へ到着。


ダッチハーバー空港 “ジャジャ〜ン♪”
← これがダッチハーバー空港です。
いろんな意味でいい感じのこの空港を見てさらに気合が入る!?私でした。
マークさんとキャンディ・ジョーさん ← 1月18日、Kodiak Ent.のタラコのテクニシャンのマークさん(左)とキャンディ・ジョーさん(右)が迎えに来てくれ、船の中を案内、また皆に私を紹介してくれました。
2人は当社へたらこの研修に来たこともあるので、私のヘンテコな英語も何故か理解してくれます。

pm6:30 船の食堂で食事。
ジャパンから来た“品のイイ青年の私?”はさすがに目を引くらしく皆、物珍しそうに私をチラチラ見ていました。(視線が痛い・・・)

船の中にはさまざまな国の人達が働いています。私もまずこの環境に慣れることが第一と思うのでした。
※約120人のクルーが乗っています。

〜 1月18日 pm8:00 〜
Kodiak Ent.2005年度 Aシーズン第1航海目のスケトウダラ漁のため
ダッチハーバーを出航。
(私を乗せて・・・!)
 
船酔い止め薬ここで重大発表をしなくてはいけません!ダッチハーバーまで一人で来ておきながら今さらですが、私は船酔いに非常〜に弱いのです。船と聞いただけで乗らなくても、吐き気がしてくるのです。

実は今回のトリップで英会話より不安と恐怖を感じていたものは“船酔い”だったのです。現在までの私が船酔いによって吐く確立は9割を超えるメジャーリーグ級?のものだったのでした・・・。

←しかし、今回は強い味方を発見しました。耳の後方に貼るパッチなのですが、コレが私を非常に助けてくれました。船酔いに強い人がコレを使うと目の前がチカチカすることもあるくらい強い効果があるみたいです。
 
コレが私のスイートルームです。→
二段ベッドの下段が私のベッドで、ルームメートはベトナム人の何年もたらこ選別の経験を持つベテラン・グレーダーの2人でした。とても良くして頂き感謝しています。

マークさんの「船の中ではベッドが唯一、自分だけのパラダイス!」という言葉の意味が、実際の船の中での生活でよく分かりました。本当に仕事が終わり、ベッドに横になった時の気分は最高!だということを日を追うごとに感じるのでした。
スイートルーム内
 
マイク・マイヤーズさん 一眠りして船の揺れのリズムにも慣れた頃、船の責任者のマイクさんから
Kodiak Ent.についての説明、安全についての講習を受けました。
緊急時の救命ボートの場所、ライフジャケットについては実際に着脱の訓練をしました。(※ライフジャケットは皆さんが想像するベストとは違い、全身厚手のウエットスーツで極寒の海でも耐えられる仕様になっています。位置を知らせる笛や点灯ライトも装備されています。)

安全についての講習を受けて、あらためて極寒のベーリング海で操業する船にいるのだと気づかされ「デッキには出ないようにしよう」と心に誓うヘナチョコな私でした。

〜 そんな私を乗せて、船は最良の漁獲ポイントを目指し進み続けます。〜

←ストロング・マン 
Mr.マイク・マイヤーズ
全てにおいて世話してくれました。ありがとうございます。
デイブさん 漁スタート時の網入れを見せていただく為に操舵室へ入れていただきました。

船長の
デイブさんが親切に操舵室内の機器類を説明してくれました。
← Kodiak Ent.のキャプテン、デイブさん。(俳優のメル・ギブソンに似たハンサムな人です。)
写真ではスマイルですが操舵室にいるデイブさんからは船長としての威厳がひしひしと伝わってきました。

お土産に持っていったお札が操舵室に堂々と飾られました。(写真中央)“海上安全・大漁満足”祈願を説明すると大変喜んでくれました。
 
操舵室-1 やはりコンピュータ時代。テクノロジーの発達が操舵室のソナーからも伺えます。
ソナーで深さ何百メートルに何がいるか?等全て分かるらしい→
このときもソナーの一番下に小さい点があったので聞いてみたら、海底にいるカレイだということ。 恐るべし!

     しかし、いつの時代も最後は船長が長年培ってきた経験と勘がものをいうのでしょうね!
操舵室-2
〜 1月20日 pm12:00 〜
Kodiak Ent.2005年度 Aシーズン第1航海目のスケトウダラ漁の網入れ開始。
網入れ ←写真中央の左側の網がスケトウダラの大群めがけて投入されていきます。もちろんスケトウダラ大群の位置はソナーで確認済み。
良い魚体・良い卵質でありますようにと祈りを捧げつつ、網は次々と海に消えていきました。

※ちなみに左側の網を上げて魚を船内で処理している間に、次は右側の網を投入して別の魚群を捕獲する。というふうに交互の網で効率的に漁を行います。
 
〜 網揚げ 〜
投入した網を揚げていきます。写真中央に見えている網の膨らみの→
中にスケトウダラがギッチリ入っています。
1回の水揚げ量は約50トンです。あまり捕り過ぎるとタンクに入れた時にスケトウダラがギュウギュウづめになりタラコに青子と呼ばれる胆汁の跡が付いたり、色子と呼ばれるオレンジ色の腸管跡が付いたりしてしまいます。
     また処理時間が長くなることで鮮度が悪くなり、タラコに強い血栓跡が残ることもあるので、この50トン位が魚の状態や処理時間などを考えた一番バランスのとれた数量なのです。

     1回の投網から揚網までの時間は35分から1時間位です。
網揚げ
 
船内処理-1 水揚げされたスケトウダラは船内で処理が始まります。
ここで忘れていけないのはスケトウダラからは「タラコ」だけでなく、身は笹かまぼこの原料になる「すり身」とフィレオフィシュ・バーガーなどで使われる「フィレー」がとれるということ。
フィレ−のためには魚体がフレッシュ過ぎても、身が締まり過ぎていてダメなので少し時間を置いてから処理がスタートします。

pm6:00 処理スタート
←タンクから流れてきたスケトウダラは魚体の大きさで選別され次のカット工程へ流れていきます。
魚体は平均800g位の良いサイズで幸先のよいスタートになりました。
 
船内処理-2 ←スケトウダラの頭を一定方向に並べていきます。頭部がカットされたスケトウダラの腹を棒状の物でなぞるとメスからはタラコが出てきます。タラコはへその緒で親魚と繋がっているので、回転しているブラシでタラコに傷を付けないようにこのへその緒が切られます。

その後、身は「フィレ−」や「すり身」の処理工程へ進んでいきます。

私はタラコ屋なので、もちろんタラコの処理工程をご紹介します。
 
親魚の腹から取り出されたタラコは他の内臓と一緒にコンベアで次の工程へ運ばれます。
(画像参照 ※もろもろの内臓が流れてくるので→
ちょっとグロテスクなショットですね。)

   このセクションではタラコだけを人の手で丁寧に取り出し、手前の溝へ落としていきます。

   溝の中はコンベアになっていて取り出されたタラコは選別のセクションへ流れていきます。
船内処理-3
 
船内処理-4 ← グレーディング・セクション
ここではタラコの熟度・大きさによってS・M・Lサイズなどに、また切れ具合によってKA・KBなどのグレードに選別されていきます。
グレーディング・セクションで各グレードに選別されたタラコは1ピースの規定重量に計測されて、コンタクトフリーザーへ運ばれます。 船内処理-5
 
船内処理-6 タラコ・フィレ−・すり身はこのコンタクトフリーザーで凍結されます。
温度は-20℃で凍結時間は1時間40分〜2時間です。
(※写真。ここは俺に任せろ!という気合いが感じられます。)
凍結されたタラコは同じグレードの3ピースが1箱に入れられ、最終形態となります。※1箱は約23kgです。

   このように最終形態になったタラコは1航海の漁が終了するまで、船内の冷凍庫で大事に保管されます。
   ※冷凍庫の容量は840トン。
船内処理-7
 
網入れからここまでの船内処理工程が1航海の漁獲数量枠が終了するまで
昼夜問わず永延と続くのです。(船の揺れとともに・・・)
〜 MEMO 〜
 もちろんベーリング海で操業する船なので常に揺れていますが、3日に1度くらいの周期でメチャクチャ揺れる日があります。 ベッドで寝ていても知らず知らずのうちに体に力が入り、踏ん張っているくらいです。

コレでは横になって休んでいると呼べるのか?分かりませんが・・・。船酔いに強い人にはこの揺れはハンモックかゆりかごのようなものなのかも!?ただし、“ダダーン!”という船体が波にぶつかる大きい音も恐怖感をそそります。船に慣れていない私は廊下を歩くにも、酔っ払いのオジサン状態であっちへフラフラこっちへフラフラ。

工場内でも何かに掴まりながら、船の揺れに対応しながら仕事を続けるのです。おかげで足腰が鍛えられ素晴らしいバランス感覚を身に付けた旅になったのは間違いないでしょう。
皆さんも上の写真を見る時には首を横に振りながら見ていただくとより船の臨場感を体験していた
だけると思います。

部屋はヒーターが常に効いていて暖かいのですが、空気が乾燥するため皆まず喉をやられます。私も起きると口の中はまるっきり乾いている状態。(大口開けて眠っているからか?) 逆に工場内は吐く息が白いくらい温度が低くて、同じように乾燥しているので、体調を崩すワーカーも見られます。風邪と船酔いのダブルパンチで吐き気と戦いながらも皆ガンバッテいるのでした。
↓ また、特に大変なのがタラコのテクニシャンのマークさんとキャンディ・ジョーさんの2人。 ↓
マークさんとキャンディ・ジョーさん 常に品質をチェックしながら、各セクションへ支持を与えます。
船の中は機械の音や作業の音で工事現場さながらの騒音。
皆、耳栓をして作業をしています。その中で1日中大声を張り上げての支持はコンサートで2時間熱唱する歌手の比ではないことは想像に難くないと思います。
事実キャンディ・ジョーはほとんど声が出ない日があり、それでもカサカサの声を搾り出してワーカーに“激”を飛ばす姿はまさにワンダーウーマンそのもの!。
このようなテクニシャン2人の厳しい指導とチェックがあって、私達の手元に届くタラコのクオリティーが保たれているのです。

船の中での食事も紹介します。食事はハッキリ言って最高です!

さまざまな国の人達が働いているのですが、全ての人達を満足させるメニューが組まれています。
もちろん米のご飯もあり、日本人の私にも問題なしです。日を追うごとに味噌汁が恋しくなりましたが、その他は全てOKです。サラダ・フルーツ・デザートのスイ−ツ(ケーキなど)・カップラーメンもあります。
好きな物をバイキング方式で皿に取って好きなだけ食べれます。

ステーキがでた日もありました。きちんとレア・ミディアム・ウェルダンに焼き具合も分けてあり、さすがアメリカ!と関心したのでした。船の中のハードワークでは食事は体への燃料補給とともに、最大の楽しみになります。食事を作るクルーも十分にそれを分かっているのでしょうね。

ここで船の中で品質をチェックする私。(船に居た証拠に!) 

食堂の叔母さんは日本から一人で来た私にとても良くしてくれました。
食事時間終了間際に行って、残っているサンドウィッチを食べようとすると「ちょっと時間が経って乾燥しているからこっちを食べなさい。」と別の温かいほうを持ってきてくれたり、やさしく毎日笑顔で世話をしてくれました。

私は勝手に“Kodiakのママ”と名付けていたのでした。ワーカー達はハードワークの中でも明るく、毎日笑顔で話し掛けてきてくれます。一緒に作業する中で連帯が生まれ、私を受け入れてくれました。
「オハヨウ!」、「アリガト!」知っている日本語でコミュニケーションをとってくれるワーカーもいました。言葉が通じなくても彼らの笑顔にどれだけ元気を頂いたか分かりません。

船の中で、言葉は違っても“私達は同じ人間なんだ!”と極めてシンプルで1番大事なことを再確認し、“ワールド・ピース”を願わずにはいられない私でした。
福丸水産-高城さん
そんなこんなで10日間が過ぎ・・・
 
〜 1月30日 am9:00 〜
Kodiak Ent.2005年度Aシーズン第1航海目のスケトウダラ漁の船内加工処理終了。
 
ミーティング風景 船はダッチハーバーへ向かいます。帰港の途についている間も工場内では大掃除などが行われています。

全ての仕事が終了後、ギャラリーではワーカーが全員集合したミーティングが行われました。その場に招かれ、マイクさんから1航海を共にした私に感謝の言葉とKodiak Ent.からのプレゼントが渡されました。皆から拍手をいただき、思わず涙ぐむタフガイの私でした。

← その後、操舵室に行き、キャプテン達に最後の挨拶。知りうる限りのボキャブラリーを駆使し、感謝の言葉を述べるが、結局「サンキュー」の連呼に。どのくらいKodiak Ent.のクルー全員に感謝しているかを伝えたくて必死の私。(写真左)

しかし、“みなまで言わず”とも共に過ごした時間と培った関係は偉大であり、その笑顔が
「全てを理解しているよ!」と語っているのでした。
〜 1月31日 am3:30 〜
Kodiak Ent.ダッチハーバーへ無事帰港。
(私を乗せて・・・!)
 
 
荷降ろし・荷積み ←ダッチハーバー到着後すぐに船からの荷降ろしとコンテナへの荷積みが昼夜問わず行われます。
 
その後、必要な資材と食料を積み込み、Kodiak Ent..は再び2航海目の漁に出航していきます。 出航
 
ダッチハーバー空港へ ←2月1日。シアトルへ帰る朝。ダッチハーバーの風景。澄んだ冷たい空気と美しい自然の景色が一気に疲れを取り去ってくれます。

pm1:00のフライトのため再びダッチハーバー空港へ。
 
ダッチハーバー空港の搭乗待合室 ダッチハーバー空港の搭乗待合室

またまたいい具合に力の抜けた、のどかな待合室がさらに心と体を癒してくれます。 再び、ペンエアーのプロペラ機でアンカレッジへ。
夕暮れの景色 ←アンカレッジ空港から見た夕暮れがトドメとばかりに全ての疲れと緊張を取り去ってくれたのでした。

夕暮れの景色を眺めながら、今回のトリップをヘルプしてくれた方々とKodiak Ent.のクルー全員に感謝するとともに、今回のトリップで学んだ、多くの事と思い出を日本に帰ってからも活かして行きたいと思うのでした。
 
“Thank you for everything!”
 
 ≪まもなく実際に私が乗って、品質を見てきたKodiak Ent.のタラコが到着します。≫
楽しみに待っていてください。!
 
高城さんとクルーの皆さん
from 
Kodiak Ent.
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タラコ到着
COMING SOON!
 
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