今月のゲストは”お米の産直 佐藤農場”様です。 取材日:2003.09.18
   
リポーターA・B・C
:今回は”お米の産直 佐藤農場”さんにお邪魔しました。
こんにちは〜!どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m


佐藤さん
:よろしくお願いします。

リポーターA
:14年度産のお米が早くも完売ということですごいですね!
リピーターの方も増えてきましたし、やはり、お客さんも普段スーパーなどで買っているお米との味の差が違う!と食べて実感していただいている感じでしょうか。。。


佐藤さん
:そうですね。「産直」という形をとってからお陰様で毎年完売しています。

リポーターA
:「産直」という形をとってからどのくらいになるのですか。

佐藤さん
:3年になります。
 通常の農家は一般客に売るのではなく、業者に出荷します。業者側では色々な生産者の米を混ぜて、いつも平均的な味を、安定した価格で消費者に供給できるように販売しているので、実際”それぞれの農家の味そのもの”は分かりません。業者に買い取られる単価は決まっています。おいしさがAランクの米1kgも、Bランクの米1kgも、価格は同じなのです。よって、通常の農家は、「味」よりも「量」を獲りたいと考えます。「量」を獲ればそれだけ収入が増えるからです。
 ところが、収量を多くするということは、肥料を多く使用する⇒玄米のたんぱく濃度が高くなる⇒米の味が悪くなることにつながります。
 その点、私は直接消費者に米を販売するわけですから、私の米そのものの味がお客様に評価されるわけです。自分が作った米だけを販売するので、まずい米は絶対に出せません。
 お客様の信頼を裏切るわけにはいきませんので、収量を抑え、安心・安全かつおいしいお米を販売するように努めています。


リポーターA
:なるほど。。。「収量」よりも「味」にこだわる佐藤さんのお米の評価が販売にあらわれているのですね。

リポーターB
:この「いしのまき旬鮮市場」でのネット販売が始まって半年とちょっと経ちますが、何か変わられたことはありますか。

佐藤さん
:そうですねぇ。今までは知り合いの延長線上で販売していましたが、ネットは全く知らないお客様ですよね。そういう中でリピーターの方が増えてきていることが嬉しいですね。
頂いたメッセージの中に「インターネットを通じて佐藤農場をたまたま見つけることができてラッキーだった」というのがありました。2回目に注文を頂いたときのコメントです。非常に嬉しいですね。(*^o^*)
自分の米を気に入ってもらえて、繰り返し買って頂ける。これが一番の喜びです。


リポーターB
:お客様とのコミュニケーションもしっかりされているようですね。

佐藤さん
:はい。リピーターの方には一度は手紙を送ったりしているんですよ。

リポーターB
:10月からお米の袋が変わるそうですね。

佐藤さん
:はい。「きちんと消費者に情報を伝える」ことを目的としてJAS法や食品表示にも耐えうる表記をした袋へと変えます。

リポーターB
:より一層の安心と安全をお客様に提供できるわけですね。デザインも楽しみです!

リポーターC
:ところで、佐藤農場さんで販売している「かぐや姫」についてですが、これは人工的に交配させて作った品種ではなく、自然に生まれた品種なんですよね。

佐藤さん
:はい。近くに住む小野寺さんが発見した品種で、日本中で宮城県のここ矢本町の13人だけが作っているとても貴重な品種です。一粒一粒の食味・食感が素晴らしくおいしいのが特徴の特別な米です。
 しかし、自然に生まれた品種ですので味が平均化していないのが難点です。そのため、新米が採れた段階で、13人のそれぞれの米をランク別にし、いいものだけを「かぐや姫」として出荷します。
 ですから少々割高ですが、味を求める方には是非一度ご賞味いただきたい品種です。


リポーターA
:気になる今年のお米状況ですがいかがですか。

佐藤さん
:今年は冷夏の影響で収穫が2〜3割の減になると思います。
味の方は9月の天気がいいので、期待しています。
そのため、価格は少し高くなるのが予想されます。
 今年はいろんな米が市場に出回るでしょうね。安いものは安いでしょうが、味の方もピンからキリまで。
 ちなみに今出回っているものは14年度産のものはごくわずかなのではないでしょうか。ほとんどが、古米(13年度産)や古々米(12年度産)など。。。

リポーターA
:エッ、そうなんですね!

佐藤さん
:昔は低温倉庫など使用していなかったので、収穫してから米の味はどんどん落ちていきましたが、今は低温倉庫でしっかり保管するので、1年間米の味はほとんど落ちることはありません。
しかし、新米のいいところは、何と言っても「香り」がいいことですね。独特のいい米の香りが楽しめます。


リポーターA
:大事に育てた米を収穫して、一番最初に食べてみるときはドキドキですか?

佐藤さん
:確かに食べてみるまでその年のできは分かりませんが、「楽しみ」ですね。

リポーターA
:現在の稲の状況を見たいのですが・・・。

佐藤さん
:では、行ってみましょう。

<一同、田んぼへ移動・・・>

リポーターA
:うわぁ〜、気持ちいいですねぇ。

佐藤さん
:こう見ると分かりますね。
稲の黄色い方が間もなく収穫期に入る「ササニシキ」。まだ、緑色の方が「かぐや姫」です。


佐藤さん
:通常のお米は穂が出てから収穫まで45日なのですが、かぐや姫の場合は70日かかります。収穫は11月中旬からです。雑談ですが、前に食の評論家の方が「おいしいものは寒いところで時間をかけてできる」と言っていました。(^v^)

リポーターA
:うまいこと言いますね。(^o^)

リポーターC
:収穫はいつからですか。

佐藤さん
:10月の初めから始まります。

リポーターC
:もうすぐですね!収穫作業は大変そうですが、どのくらい続くんですか。

佐藤さん
:約1ヵ月続きます。昼ごはん以外の日中はずっと田んぼで稲狩り作業をします。ささにしき・ひとめぼれの収穫が終わると、今度はかぐや姫の収穫が始まります。でも、私は一年のうちで一番この収穫期が楽しいんですよ。
前は、収穫から袋詰めするまで全て単独でやっていましたが、5年前に農家5件でライスセンターを建てました。それからは、仲間で協力して収穫作業をしているので、楽だし、楽しいです。それぞれの分担を決めているので、手際よく作業を進めることができます。


リポーターB
:収穫した後の工程はどのようになるのですか。

佐藤さん
:収穫した稲をライスセンターに運び、遠赤外線乾燥機にかけ、よくもみすりをし、玄米にして保管します。

リポーターA
:最近何か変わったことはありますか。

佐藤さん
:はい。「色彩選別機」を購入しました。精米したときに、色がついていたり、異物を取り除く機械です。この導入により今まで以上に安心したお米を提供できます。
お米の中に白い粒が入っていることがあるでしょう。お客様はあまり好まないようですが、あれはまだ完熟していない米なんです。でも実はあれが入っているくらいの米の方がおいしいんですよ。米は完熟してから刈るよりも、少し早めの方がうまいんです。
 ちなみに、「ささにしき」は未熟粒がわりと多く、登熟する力の強い「ひとめぼれ」には少なく見られます。


リポーターA
:それでは最後に皆さんにコメントをどうぞ。

佐藤さん
:自信を持って作った当店のお米を是非お試し下さい。また、冬にかけてお歳暮に新米をどうぞ!

リポーターA・B・C
:本日はどうもありがとうございました。

佐藤さん
:ありがとうございました。
写真ギャラリー
 
◆稲穂の前での佐藤さん
担当の佐藤です。
 
 
 
 
◆佐藤さんの田んぼです。
わたしの田んぼです。
 
◆黄色が「ササニシキ」
  緑色が「かぐや姫」
田園風景1
 
◆「かぐや姫」
田園風景2
 
田園風景3
 
◆「ササニシキ」
田園風景4
 
田園風景5
 
◆美味しいお米になりますように。
田園風景6
 
田園風景7
┘┘ 編 集 後 記 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
広々とした田んぼに収穫間近の稲穂がゆらゆらと風に揺れていました。一年間大事に育ててきた佐藤さんのお米がもうすぐ収穫され、販売されます。収量よりも何よりもとにかく味を一番に考え、お客様に気に入っていただける米作りに一生懸命の気持ちが伝わってくる取材でした。
10月中旬より販売される新米がとても楽しみですね。

今回もまた一つ勉強になりました。次回もお店のHOTな情報を直撃してきます。楽しみにお待ち下さいね!!

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いしのまき旬鮮市場