今月のゲストは”津田海苔本舗”様です。 取材日:2005.09.27.Tue
   
リポーターA・B
:今回は、こだわりの宮城産のりを全国の皆様へお届け!“津田海苔本舗”さんにお邪魔しました。
こんにちは〜!どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m


津田さん
:よろしくお願いします。

リポーターB
:津田海苔本舗さんは先日店舗を移転してリニューアルされましたが、現在取り組んでいる新商品などがあれば教えて下さい。

津田さん
:生のりをベースにした海苔の佃煮「海苔まぶし」を販売しています。味はあさり入り、ほたて入り、かき入り、椎茸入り、わさび入り、野菜入り、生姜入りの7種類があります。

リポーターB
:「海苔まぶし」はもちろん津田海苔本舗さんの生のりから作られているんですよね?

津田さん
:ええ。生のりは寒い時期にしか獲れませんので、今の時期は以前獲れたのりを解凍しています。

リポーターA
:このギフト用の竹のカゴもとてもかわいいですよね。

津田さん
:このカゴは、店の内装をしてくれた人が京都から送ってくれたものなんです。私もとても気に入っています。

リポーターB
:お弁当もとても好評だそうですね。

津田さん
:そうですね。毎日限定20食を販売しています。うちで作ったお米も使っているんですよ。それから9月から石巻の「上品の郷」でも販売を始めました。

リポーターA
:お客さんの反応はどうですか?

津田さん
:店内で試食をしてもらっているんですが、試食をされた方は皆さん商品を買ってくださいますね。

リポーターB
:実際に食べてから購入したいと思う気持ちはよく分かります。試食をされた方が購入するというのは嬉しいことですよね。

リポーターA
:今の時期はのり養殖のどの段階になるのでしょうか?

津田さん
:今は松島湾でのりの苗を育てているところです。

リポーターB
:松島ですか・・・。石巻からだと少し離れていますが、なぜ石巻ではなく松島で育苗をするんですか?

津田さん
:不思議に思われるかもしれませんが、のりの種付けは石巻でおこなっています。のりの子供(果胞子)をカキの殻につけると、果胞子は殻の中にもぐって水温の高い夏を越します。カキ殻から放出された胞子は網にかかって成長していきます。そして水温が下がる9月になると、網ごと松島湾に運ぶんです。松島湾である程度まで大きくなったらまた石巻湾に戻して、収穫時期の10月下旬まで大事に育てていきます。おいしいのりが成長するためには、松島と石巻両方の水が必要なんですよ。

リポーターA
:なるほど〜。。。のりの収穫はもうすぐ本番を迎えるんですよね。私達も楽しみにしています。このページを読んで下さっているお客様にメッセージはありますか?

津田さん
:今は安全で身体に良いものが求められていますが、一方で旬の食べ物が分からないという方も沢山いると思います。私達は地元・石巻の海の幸・山の幸を、「環境・正直・優しさ」をモットーに加工し、「季節の味/津田海苔本舗の味」として皆様に提供し、安心して美味しく食する喜びと自然の恵みの豊かさ、大切さを再確認していただきたいと思っています。



リポーターA
:ここからは、今年初めに伺った海苔が作られる工程のレポートです。

津田さん
:では最初に作業を見てみますか?

リポーターA・B
:はい!是非っ!!

(作業場へ移動・・・。)

リポーターB
:大きな容器ですね!これが獲れたての海苔ですか?

津田さん
:そうですよ。

リポーターB
:海苔は海からどうやって運んでいるんですか?

津田さん
:海の船着場から直接ポンプで海苔を汲み上げて、こちらのタンクに入れます。そこから別の機械で海苔を洗い、ゴミを取り除く作業をします。

リポーターA
:どうやってゴミと海苔を分けるのですか?

津田さん
:まずこちらの機械に海苔を移します。この機械は、下に直径0.1ミリ程の小さな穴がたくさん開いています。海苔は水に流されて、細かく分かれてこの穴を通り抜けていきますので、上にはゴミだけが残るというわけです。

リポーターB
:なるほど。これで洗浄は終了ですよね?

津田さん
:いいえ、ここでカットされるゴミは大体9割です。完全に取り除くためには、もう一度洗浄しないといけないんです。また別の機械に移し変えて洗います。

リポーターA
:洗浄だけでも随分手間をかけているんですね。2回洗った後で次の作業に入るんでしょうか?

津田さん
:はい。次に海苔を裁断します。そのままだとかなりの長さになってしまうので。
裁断した海苔は、水と混ぜ合わせて重量を調整します。


リポーターB
:水と海苔を合せるのはなぜなんですか?

津田さん
:生のりに水を調合して、海苔の厚さを調整するためです。水と海苔が混ざったら、プレス機に移して水気を切ります。ここでやっと皆さんが普段目にする海苔の形になってきたでしょう?

リポーターA
:はい!形を整えた後はどうするんですか?

津田さん
:今度は海苔を乾燥させます。先程はプレスして一度水気を切っておきましたが、ここでは熱を当てて乾燥させています。コンベアの上を海苔が1周する間に、上から熱を加える仕組みになっています。

リポーターB
:これで完成ですか?

津田さん
:一通りの作業は終了ですが、この時点では「乾のり」といって日持ちがしない状態の海苔なんです。約6ヶ月が賞味期限ですから。逆を言えば、この乾のりは海苔が獲れる時期しか販売することができません。日持ちをさせるためには、もう1度しっかり乾燥させておく必要があります。ここでは仕上げの乾燥作業は行っていないので、残念ながら見てもらうことができないのですが。乾燥させた海苔は、再度こちらに戻して箱詰めをして完成です。

リポーターA
:津田海苔本舗さんは養殖から生産・製造加工までされていますが、この石巻渡波で養殖をする利点はどんなところにありますか?

津田さん
:この辺りの海水は、北上川河口のミネラルを沢山含んだ水が混ざり合っているため、海苔には大変いい環境だといえます。石巻の海苔がおいしいのは、この恵まれた環境が大きいですね。

リポーターB
:海苔というと、とてもヘルシーでダイエット等にも良さそうですが、栄養面ではどんな効果が期待できますか?

津田さん
:もちろん栄養は満点ですよ!海苔は「海の大豆」とも呼ばれるほどタンパク質を豊富に含んでいますし、ビタミン類もたっぷりです。ビタミンAはほうれん草よりも多く、脳神経の栄養になるビタミンB21も入っているんです。もちろん海藻ですから、ミネラルも摂取できますよ。

リポーターA
:いろいろな栄養素を沢山含んでいるんですね!ビタミンなどを摂りながら美味しくダイエットができれば、女性には嬉しい限りです。

リポーターA・B
:今日はどうもありがとうございました。

津田さん
:ありがとうございました。
写真ギャラリー
◆津田 様
担当津田です。
◆とても素敵な外観のお店です!
津田海苔直売店
◆内装はこんな感じです
直売店内装
◆新商品「海苔まぶし」
新商品「海苔まぶし」
◆海苔が獲れる石巻の海
海苔が獲れる石巻の海
◆海苔はポンプを伝わり工場へ
海苔はポンプを伝わり工場へ
 
◆貯蔵用タンク
貯蔵用タンク
 
◆洗浄中
洗浄中
 
◆ゴミを取り除きます
ゴミを取り除きます
 
◆海苔をカット
海苔をカット
 
◆形を整えてプレス
形を整えてプレス
 
◆熱を加えて乾燥させる
熱を加えて乾燥させる
 
◆仕上げ
仕上げ
 
  
┘┘ 編 集 後 記 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
今回はリニューアルオープンした素敵な店内でお話を伺いました。想像していた以上に様々な過程を経て収穫される石巻の海苔、特に津田海苔本舗さんの生のりは、昨年旬鮮市場にて期間限定で販売したところ、大好評をいただきました。真摯に海苔作りに取り組む津田さんの姿勢や気持ちが、美味しい海苔に全て凝縮されていたんでしょうね。もうすぐ今年の海苔漁も始まります。旬鮮市場では、今年も生のりを販売する予定ですのでお楽しみに!!
次回もお店のHOTな情報を直撃してきます。楽しみにお待ち下さいね!!

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いしのまき旬鮮市場