今月のゲストは”山徳平塚水産”様です。 取材日:2005.07.23.Thu
   
リポーターA・B
:今回は、創業昭和6年!極上の素材と伝統の技にこだわり続ける”山徳平塚水産”さんにお邪魔しました。
こんにちは〜!どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

平塚さん
:よろしくお願いします。

リポーターA
:早速なのですが、今日はどのような作業を見せていただけるんですか?

平塚さん
:はい。毎日日替わりで色々な商品を造っていますが、今はちくわを作っていましたので、そちらをご案内します。

(白衣と帽子、長靴を履いて工場内へ移動・・・)

リポーターB
:こちらでは何の作業をするんですか?

平塚さん
:全ての練り製品の素になるすり身を造ります。
魚が大量に入ってきたときに、まとめてここで加工しておいて、1つ10kgのプレート状になったものを冷凍して保存しています。


リポーターA
:すり身を造る手順を教えていただけますか?

平塚さん
:まず身だけを取り出す機械にかけます。それだけだと血や骨などの不純物が入っているので、それを取り除くために水さらしをします。水にさらした後、すり身の中から水分を搾り出すのですが、搾り出しの機械は、製紙工場にも同じものがあるそうですよ。パルプから水を搾り出すときに使用するのだそうです。
あとは、身をとった後に余った魚の皮からコラーゲンを抽出しています。


リポーターB
:コラーゲンですか。あの化粧品やサプリメントに入っているのと同じものですか?魚からも採れるものだったんですね〜。どのようにして抽出しているか見せていただけますか?

平塚さん
:魚のコラーゲンは皮と身の間に多く含まれています。申し訳ないですが、抽出方法は企業秘密なんです。

リポーターA
:そうですか・・・残念。。。

平塚さん
:では次に加工場へどうぞ。

(移動中・・・)

平塚さん
:先ほどのすり身は、こちらで加工しています。今は竹輪を造っているところです。

リポーターB
:すり身の入っている袋の色がバラバラですが、何か意味があるんでしょうか。

平塚さん
:はい。造る商品によって原料になる魚が違いますから、すり身を入れる袋の色で、魚の種類を判別できるようにしているんです。
こちらの機械で、20〜30分位かけて魚のすり身と塩などの調味料を混ぜ合わせます。それが終わると、すり身は管を通って2階に上がっていきます。


(2階へ移動中・・・)

リポーターA・B
:わあ!部屋に入ったとたんに、いい匂いがしますね!!ここでは何の作業中ですか?

平塚さん
:竹輪に焼き目をつけているところです。先ほど下で混ぜ合わせたすり身を串に巻きつけて、コンベアに乗せて焼き上げます。

リポーターA
:火が見えませんが、これはどうやって焼いているんですか?

平塚さん
:昔は炭火を使っていたそうですが、今は遠赤外線バーナーを使用しています。

リポーターB
:そういえば、竹輪にはどうして穴が空いているんですか?

平塚さん
:その質問はよく聞かれます。先日も近所の小学生が見学に来たのですが、子供たちも疑問に思っているようです。
でも特に深い意味はないんですよ。焼くときに棒を通してありますよね。焼き終わって棒を抜くと、真ん中に穴が空いているというだけなんです。


リポーターB
:そんなに単純な理由だったとは・・・(+_+)
子供たちもびっくりですよね。


リポーターA
:コンベアはずっと向こうまで続いていますが、じっくりと火を通すためですか?

平塚さん
:いいえ、乗せてから少しの間はそのままコンベアのうえに乗せておいて、輻射熱をあてながら少し寝かせるような感じでしょうか。それからしっかり焼き、あちらに入れて冷まします。それからクリーンルームを導入した包装室へ運びます。

リポーターA
:山徳さんのパンフレットにもクリーンルームのことが書いてありますよね。どういう装置なんですか?

平塚さん
:工場の中と外の空気を完全に遮断して、クリーンフィルタを通した新鮮できれいな空気だけを空内に取り込むシステムです。チリやホコリ、雑菌が取り除かれるので、とても衛生的なのと、そのために合成保存料を使用しなくても日持ちがするのが大きな特徴です。
当社の商品は全てクリーンルームを通しているので、新鮮な味を長くお楽しみいただけます。
クリーンルームを出たものは、そのまま下に下りてきて、袋詰めします。これが竹輪造りの大まかな作業工程です。


リポーターB
:ありがとうございました。もう少しお話をお聞きしたいのですが。

平塚さん
:では事務所の方へどうぞ。

(移動中・・・)

リポーターA
:山徳平塚水産さんは、昭和6年創業という歴史のある会社ですが、もともとは何を造っていたんですか?

平塚さん
:うちはもともと焼き竹輪を専門に造っていました。石巻は昔から魚が沢山獲れる場所ですからね。そういう地域では昔からかまぼこなどの練り製品の産業が盛んでした。

リポーターB
:先ほど見せていただいた中で、魚の種類によってすり身を入れる袋の色を変えていましたけれど、どのような魚が一番練り物に使われているのでしょうか?

平塚さん
:そうですね。昔はそれぞれの土地で獲れる魚をつかってかまぼこなどを造っていたので、全国各地でその土地独特の風味を楽しむ事ができました。昭和30年代に入って、タラコを獲るのにスケトウダラを沢山獲るようになってからは、タラの身を余さないためというものあって、スケトウダラをつかって練り物をつくるところが増えました。
ですから最近ではあまり地域によって味が違うということはなくなってきました。


リポーターA
:なんだかちょっと寂しいような気もしますが、そんな中で山徳さんが特色を出すためにしている事はありますか?

平塚さん
:うちはなるべく化学調味料を使わないようにしています。さっきのクリーンルームになっている包装室で箱詰めをすることと、味を出すために小魚を混ぜたりしています。

リポーターB
:山徳さんの人気商品はたくさんありますが、一番人気はどの商品ですか?

平塚さん
:やはり鯖の味噌煮でしょうか。あとは最近新しく発売した『1人前のおかずセット』も好評です。浅炊き・おでんなど、すぐに食べられるおかずが1人前ずつ入っています。

リポーターA
:やはり1人前というと、若い1人暮らしの方が購入するのでしょうか。

平塚さん
:私たちも販売当初はそう考えていたのですが、いざ蓋を開けてみると20代から60代まで幅広い層の皆さんに購入していただいています。温めるだけで手軽に食べられますから、1人暮らしの若い方やお年寄りはもちろん、単身赴任の方や帰りの遅いご家族をお持ちの主婦の方もいらっしゃいます。皆さんそれぞれの用途に合わせて食べていただいてるのかなと思うとうれしくなりますね。

リポーターA
:私は個人的に『さんまメンタイ』が気になっているのですが、これは山徳さんのオリジナル商品なんですか?

平塚さん
:これはもともと福岡のタラコを製造している会社から依頼がきたものです。福岡から明太子を送ってもらって、うちで加工をしているんですよ。北海道で獲れたスケトウダラのタラコを福岡で明太子にして、それが石巻で『さんまメンタイ』という商品になって全国の皆様のもとに届いているというわけです。

リポーターB
:山徳さんの商品は、お店での販売もしているのですか?

平塚さん
:はい、直接会社に来ていただいてもいいのですが、その時は前もって電話をもらえると早く渡すこともできますし、助かります。
石巻のイトーヨーカ堂、ヨークベニマル、サミット、ビックハウス、CGCグループなどに置いていますが、うちは売上の約9割が関東への出荷ですから、東京周辺の方でも購入されている方が沢山いると思います。


リポーターA
:私も「気になっている」だけじゃなくて、早く実際に食べてみよう!!

リポーターA・B
:今日はどうもありがとうございました。

平塚さん
:ありがとうございました。
写真ギャラリー
 
◆平塚常務様
担当平塚です。
 
◆すり身を造る機械
すり身を造る機械
 
 
◆工場内の様子
工場内の様子
 
◆袋わけされたすり身
袋わけされたすり身
 
◆すり身と調味料を混ぜる
すり身と調味料を混ぜる
 
◆コンベアに乗せて焼く
コンベアに乗せて焼く
 
◆意外と単純な理由でした。。。
意外と単純な理由でした。。。
 
◆焼き上がり
焼き上がり
 
◆冷却室へ
冷却室へ
 
◆竹輪が入りました。
竹輪が入りました
 
◆下に下りてきます。
下に下りてきます
 
◆袋詰め
袋詰め
 
 
┘┘ 編 集 後 記 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
山徳さんに車で向かう途中は、港の匂いと浜風が車内に入ってきます。
昭和6年にも同じ匂いと風があって、新鮮な魚で造ったかまぼこが
あったのかな〜、と考えたりして。。。
竹輪を焼くあの美味しい〜匂いと、こだわってこだわって出来る新鮮な味わいを
全国の方に是非召し上がって頂きたいと思いました。
次回もお店のHOTな情報を直撃してきます。楽しみにお待ち下さいね!!

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いしのまき旬鮮市場